ブログにおける男性視点と女性視点の違いとは?

はじめて(長期間続く)ブログを書いた時のテーマは「ホテルの朝食」でした。元々は「ビジネスマン向け」の内容だったのですが、結果としては男性よりも女性の読者が多かったらしく、実際にブログをきっかけにして始めたホテルの朝食会も、参加者の約9割が女性でした。

男性視点と女性視点とは?

ホテルの朝食における男性と女性視点の違い

ブログの内容としては、

・どのホテルの朝食がコスパがいいか?
・駅から近い場所にあるホテルは?
・景色の眺めがいいホテルは?
・個性的な朝食メニューがあるホテルは?
・パンが美味しいホテルは?

このような内容を主に書いていたのですが、どうやらこれは女性視点だったようです。では男性視点で書くとどのようなものかといいますと、

・一流の人間は朝食に金をかける
・金持ちは夜更かしをしない
・成功したければ朝型人間になれ
・朝5時に起きるだけで年収〇倍アップ
・成功者が語る「朝時間の活用法」とは?

例えばこのような感じ。いわゆる「ビジネス書に書いているような内容」です。

朝、早起きしてホテルの朝食を訪れる

やっていることは同じなのですが、そこで見ているもの、考えていることが全く違う。何もホテルの朝食に限った事ではありません。このような男性視点と女性視点の違いというものは往々にしてよくあることなわけです。

神社や仏閣を訪れると…

 

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例えば神社を訪れたとします。もしあなたが男性だとした場合、

・この神社は創建されたのが〇年である
・この神社は歴史上の人物の〇〇と縁が深い
・この神社で祀られている神様は〇〇である

歴史とか、由来について書く。「資料的な書き方」とでもいいましょうか、どちらかというと客観的な事実が中心となります。

一方、あなたが女性の場合、どうでしょうか?

・ここは知る人ぞ知るパワースポットです
・神社の雰囲気に癒された
・神社のオーラに圧倒された

いわゆる「スピリチュアル系」の書き方です。そして「男性的な」客観的事実よりも、自分自身が感じた事。いわば主観的な内容を中心として書かれることが多い。

むろん、どちらが正しいというわけではありませんし、あるいは両方を書いているケースもあるでしょう。他にも客観的な事実(いわゆる「男性的な視点」)で書く女性もいれば、逆に主観的な事実(いわゆる「女性的な視点」)で書く男性もいらっしゃいます。

意識的に視点を変えてみる

この感覚を逆手に取り、意識して「自分と違う視点で」書いてみるという方法があります。

女性向けのものを男性的な視点で書く

例えば、

・ハンドバッグ
・占い
・化粧品
・スイーツ

→これらを男性的な視点で書いてみる。単にオシャレや趣味といったものではなく、

「プレゼントに最適」
(売り場が)男性一人でも買いやすい」
(お店が)男性一人でも入りやすい」

このような感じです。

男性向けのものを女性的な視点で書く

前述の場合と全く逆のパターンです。

・居酒屋
・車
・腕時計
・スポーツ

→これらを男性的な視点で書いてみる。こちらも同様です。単にオシャレや趣味といったものではなく、

「プレゼントに最適」
(売り場が)女性一人でも買いやすい」
(お店が)女性一人でも入りやすい」

車や時計となると、さすがにプレゼントと見るケースはあまり多くないかもしれません。この場合はどちらかというと自分で買ったり使ったりするケースを想定する感じでしょうか。

このような感じで、男性と女性の視点を「意識的に」変えて書いてみると、同じ内容でも個性を出すことが可能です。例えば占いの場合、ブログのテーマとして書いているのは大半が女性です。そのため、男性が書くことで差別化が図れる。逆に居酒屋の場合、ブログのテーマとして書いているのは大半が男性です。そのため女性が書くことで差別化が図れるわけです。

視点を変えるメリットは?

男性と女性の視点を変えることで差別化が図れる。つまりこれがどういうことかといいますと、

競合相手が少なくなる

前述のとおり、例えば居酒屋の場合、女性が書くことで「居酒屋女子」という感じになります。居酒屋というコンテンツは基本的に人気のあるコンテンツですが、そこに敢えて女性が書くことで、人気コンテンツでありながらも競合相手が少ない状態で書けるわけです。

逆に、占いはどうでしょうか?男性が書くことで「占い男子」という感じになります。こちらも同様で、占いというコンテンツは基本的に人気のあるコンテンツですが、そこに敢えて男性が書くことで、人気コンテンツでありながらも競合相手が少ない状態で書けるわけです。

むろん「男らしさ」あるいは「女らしさ」という表現。あるいはそのような偏見を助長する表現が嫌いという方もいらっしゃるかもしれません。しかし言い換えれば「〇〇女子」「〇〇男子」というのは基本的に需要が多いコンテンツであるにもかかわらず、供給が不足している状態にあることを表現しているともいえるでしょう。

書きたいテーマに拘るのもいいですが…

例えば車をテーマにしたブログを書く場合、このようなテーマで書きたいと思うのは大半が男性でしょう。そしてこれからブログを始めようと思っている女性に対し、

「女性が(男性の書き手が多い)車について書くと差別化が図れますよ」

このように言ったとしても、書く側としてはピンと今一つピンと来ないかもしれません。あるいは「そんなの興味ない」「何を書けばいいのか分からない」と思われるのではないでしょうか?

しかし、基本的にブログを読むのは読者ですので、そのようなニーズを把握したうえで文章を書くというのは非常に大事です。

冒頭のホテルの朝食の場合、確かに女性向けのテーマといえばそうかもしれません。しかし「グルメ」というテーマであれば男性でも十分に理解できる内容ですし、同じグルメでもB級グルメや居酒屋ではなく、ホテルの朝食にテーマを絞るというのは(男性であっても)特別難しい事ではありません。

だとすれば、逆の場合も同様ではないでしょうか?例えば車の場合、男性が好むとされるスポーツカー、あるいはSUV(4輪駆動車)について書く必要は必ずしもありません。

例えば軽自動車やコンパクトカー等を「女性の視点で書く」いった内容で、さらに読者の対象を男性ではなく女性に絞るという方法も十分に可能なわけです。

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