幼い子どもがランニングマシンに引きずり込まれる。相次ぐ事故を、恐怖の動画で警告
ペロトン社のランニングマシン「Tread+」に関連した事故が相次いでいる。
アメリカ消費者製品安全委員会(CPSC)は4月17日、幼い子どもがランニングマシンに引き込まれる動画を公開し、同社のランニングマシンの危険性を警告した。
動画には、ボールで遊んでいた子どもがランニングマシンに引っ張られて、マシンの下に引きずりこまれそうになっている様子が映る。
子どもは一度体をマシンから離すことに成功したが、またすぐに引きずり込まれてしまった。最終的には逃れられたものの、とても危険な状態だ。
引用元:https://www.huffingtonpost.jp/entry/peloton-treadmill_jp_607e380ce4b0df3610bf4f3f
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ルームランナーって危険なの?
スポーツジムの定番マシーンともいえるランニングマシーン。実際に使用された経験のある方も多いかと思われます。ジムでのランニングが習慣化してくると、自宅にマシーンを購入したいという方もいらっしゃるかもしれません。
基本的に、大人が通常通りの使い方をするだけであれば、特別な危険が生じるものではありません。むろん、足が滑って転倒という可能性がないわけではありませんが、これは機械の問題よりもむしろ、使用者の問題だといえるでしょう。
例えば走る速度が10km/hの人が使用するとして、早く走れるようになりたいからといって、15km/hという設定をした場合、どうなるでしょうか?当然ですが速度についていけず、ベルトコンベアから後退してしまいます。そして、それでも無理に走ろうとした結果、あしがもつれて転倒という可能性はあるでしょう。ただ、この場合であっても、咄嗟にマシンから離れてけがを防止することも十分に可能なわけです。
しかし冒頭の記事にもあるように、子供やペットの場合はそうはいきません。自分で速度を調整したり、あるいは速度が早すぎた場合、咄嗟にランニングマシーンから離れるといった方法をとることが出来ないことが多いわけです。
では、ランニングマシーンは危険なのでしょうか?そして全面禁止にするべきなのでしょうか?これは極論だと考えています。ここで重要なのは、危険認識の違いを明確にしておくことです。
大人と子供の「危険認識の違い」
日本と異なり、海外では(主に護身目的で)拳銃の所持が認められている国が多く存在します。そして、そのような国では子供が興味本位で親の拳銃を持ち出し、場合によっては誤射してしまう。そして実際に死傷者を出してしまうというケースも存在します。
大人であれば拳銃の危険性は十分に認識しているでしょう。しかし子供はそうではありません。目の前に拳銃があり、かつ銃器の危険性が理解できていない状態にもかかわらず、興味本位で銃を手に取る。そして他人に銃口を向け、引き金を引いてしまうことは決して特別な事ではありません。
今回のルームランナーの事故には、そのような状況が類似ケースといえるのではないでしょうか。そうなりますと、問題は銃の危険性よりもむしろ持ち主、すなわち管理者の管理方法が問題視されるべきではないかと考えられるわけです。
非電動式であれば…
ウォーキングマシン ルームランナー 家庭用ウォーキング 非電動
自走式の非電動式ルームランナーの場合、このような事故が起こる可能性は低いといえるでしょう。何故ならこの場合、本人の(歩行)速度によってベルトコンベアの動く量が異なる。そのため、ゆっくり歩いている程度ではベルトコンベアの回転も当然、ゆっくりです。
また子供やペットであれば、体重が軽いため、ベルトコンベアがそもそも動かないというケースもあるでしょう。そのため、電動式のランニングマシーンよりは安全性が高いとも考えられます。
しかし、基本的に自走式のマシーンは自分の走力より多く走れない。また速度を一定に保つ機能がないため、ペースを維持した状態でのトレーニング(ランニング)が難しい……。
さらに非電動式の安いモデルの場合、ウォーキング専用であり、ランニングのような「激しい使い方」は禁止されているモデルも多く存在します。そのため、自宅にわざわざトレーニングマシーンを設置するような人にとっては「物足りない」と考えるケースも多いわけです。
事故を防止するためには?
最善の事故防止策は、そもそもトレーニングマシーンを自宅に置かない、というものでしょう。しかしそういうわけにはいかないという方も多いかもしれません。とりわけ新型コロナウイルスの影響により、運動不足を解消するためにこういったトレーニングマシーンを購入される方も最近はいらっしゃるかもしれませんので。
そうなりますと、重要なのは前述のとおり「管理方法」です。そしてこれも前述のとおり、拳銃のような危険な道具を取り扱う感覚で管理する必要があります。
具体的な方法としましては、
コンセントを切る
ルームランナーを見て、操作パネルを興味本位でいじる子も出てくるでしょう。コンセントを入れっぱなしにしてくことで、いつでも動作可能な状態ですとルームランナーが「誤作動」してしまうケースも想定されます。
この場合、コンセントを切っておくことで、そのような誤作動を防ぐことが可能です。ただ、中にはスイッチがなくてもマシンが作動してしまう(無電源)モデルも存在しまので、購入の際には電源が必要なモデルなのかどうかを確認しておく必要があるといえます。
カバーを被せておく
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ランニングマシーンの使用が終わった場合、または使用しないときは常にカバーを被せておく。可能であれば紐などで固定し、マシーンを操作できない状況にしておくのが好ましいといえるでしょう。
とはいえ、子供は非常に危険な存在です。シートの被せ方が甘い場合、それをくぐって中に入ってしまう。そして中に入ってラニングマシーンを操作してしまうというケースも十分に考えられます。
むろん、カバーをしないよりはリスク防止の面で有効かもしれませんが、100%安全な危険防止方法ではないという考え方も必要なのかもしれません。
折り畳み式モデルを選ぶ
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折り畳み式モデル。そして、使用後や使用しない時は折りたたんだ状態でしまっておく。
折りたたんだ状態ですと、それを持ち出して「組み立て」をする必要があります。また、折りたたんだ状態であっても基本的に重量が変わるわけではないため、子供にとっては「重い」「持ち運べない」といった感じで、使用を諦める可能性が高いといえるでしょう。結果、ランニングマシーンによる事故を防ぐことに繋がります。
大人が「子供の立場で」考える
多くの大人達にとって、ランニングマシーンの危険性。それも子供やペットに対しての危険性を認識している方はそれほど多くはないかと思われます。
また、そのような感覚と持っていたとしても「そんなことするわけない」「うちは大丈夫」といった感じで「油断」していらっしゃる方も多いのではないでしょうか?
しかし、実際問題として事故が起こる可能性は十分にあり得ます。そしてそれはトレーニングマシーンのみならず、銃器や工具、あるいはキッチン(包丁、ガス等)でも常に事故の危険性は潜んでいるわけです。
「もしも、自分が子供だったら?」
この感覚を常日頃から意識しておく。そして、それを想定した管理が必要といえるのではないでしょうか?
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行政書士。当サイトの管理人です。
大学卒業後、IT系企業を経て神奈川県に行政書士事務所を開業。「金なし、コネなし、キャリアなし」から10年間で100回以上、ホテルで朝食会を開催。独自の集客方法で事務所の経営を軌道に乗せる。
現在は行政書士業務に加え、ブログやSNSの活用法。そしてコミュニケーションノウハウの指導も行っている。
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