Project Description

何を書くべきか?

いわゆる「自治体ブログ」というものが存在します。

・地元の魅力を発信しているブログ
・地元のイベントを発信しているブログ

このようなブログが非常に多い。しかし一方で、

・思ったよりもアクセスが集まらない
・目玉となる観光産業等がない
・その結果、短期間で更新がストップしてしまう

残念ながらそのようなブログを多く拝見しております。

アクセス数は気にしなくてもよい

「何とかして面白いブログを書かないといけない」

実は多くの方、即ち自治体でブログの作成を担当されている方が誤解をされていらっしゃるのですが、

 「この発想がそもそも間違い」

です。

 

「一体何を言ってるんだ?」
 「つまらないブログなんか書いて一体誰が読むんだ?」

そう思われた方もいらっしゃるかもしれません。

 

しかし、実はここが「自治体が情報発信する」という特性に、自治体の方自身が気付いてない。

そして、実はここが非常に自治体ブログの抱える深刻な問題なのです。

 

「より面白い内容を書く」
 「より多くのアクセス数を獲得する」

実はコレ、民間人の書くブログ。即ち、

「私的なブログ」

なのです。自治体のブログはといいますと、当然ですが公共機関のブログ。即ち、

「公的なブログ」

したがって、

 「求められる内容が全く違う」

のです。

 

実は自治体のブログ。即ち公的機関のブログというものは、

・アクセス数は気にしなくてもよい
・ブログの内容はつまらなくてよい

再びこう思われるかもしれません。

 「一体何を言ってるんだ?」
 「つまらないブログなんか書いて一体誰が読むんだ?」

そして何より、

 「つまらないブログなんて書いたら「税金の無駄遣い」みたく思われるんじゃないか?」
 「公的機関とはいえ、ブログを書くことは「サービス業」だ」

実はコレが大きな勘違いなのです。

アクセス数は気にしなくてもよい

アクセス数を気にしなくてもよい、というと少々語弊があるかもしれませんが、

 「平時はアクセス数が少なくても気にしなくてもよい」

という意味です。

平時とは何か、といいますと、読んで字のごとく何もない状態。

 

では反対は何かといいますと、

「有事」

例えば災害発生時等です。

 「グルメレポートやイベントの解説は非常に面白いが、災害発生時は何の役にも立たない」
 「面白い内容はほとんど書いてない。しかし災害発生時にはこの自治体のサイトが最も役立つ」

自治体のブログとしてあるべき姿はどちらでしょうか?いうまでもなく後者です。

 

例えば、ブログ担当者たる役所の方が普段から、

・緊急時、この地域の方はこの場所に避難してください。
・この橋は台風などで水かさが増した時、絶対に渡らないでください。
・この道は災害時、非常に渋滞することが想定されます。車での移動が必要な方は迂回ルートを検討してください。
・この道を自転車で通行したところ、雨の日の翌日は非常にスリップしやすかったので注意してください。

このような情報を日頃から発信する。

多くの場合「スルーされる」かもしれません。

 

しかし実際に災害が発生した場合、その情報が、

 「値千金」

となるのです。そのために日頃から情報を「足で稼ぐ」必要があります。

ブログの内容はつまらなくてよい

例えば避難場所となる建物の写真を撮影してアップする。

それを面白いと思って見る人は、まずいません。

しかしそれで一向に構わないのです。

 

実際に災害が発生した時、

「その建物の外観を覚えていたかどうか?」
 「その建物までの道のりを「何となく」理解していたかどうか?」

これだけでも全然違います。

 

緊急時に避難しなければならない場合、

「避難場所に避難してください」

と伝えていた、

 「〇〇の建物に避難してください」

あるいは、

「〇〇の通りをまっすぐ行って避難場所を目指してください」

これだけで伝わり方は全然違ってきます。

 

平時に見た場合、全く面白くない。しかし緊急時には、

 「その情報があってよかった」

そういう情報をブログにアップするべきなんです。

緊急時にアクセスがアップする内容を

災害発生時にグルメ情報を見る人はいません。当たり前ですよね。

それだけはありません。例えば台風発生時。

「深夜に避難警報が発令された」

その場合、避難場所の外観を撮影した写真。

 「昼間に撮影した写真」
 「夜間に撮影した写真」

これから避難しようと思い、ブログを見る側にとって、どちらの写真がアップされていた方が「参考になる」でしょうか?いうまでもなく後者です。

もっといってしまうと、

「晴れの日に撮影した写真」
   「雨の日に撮影した写真」

当然ながら後者。即ち雨の日の特徴を捉えておいた方が「間違いなく、よい」のです。

 「雨の日の夜に、懐中電灯を持たずに避難する」
 「停電により、電柱の明かりが消えてしまっている」

そのような「最悪の事態」を想定した場合、夜間の写真をアップしているかどうかは非常に重要なポイントですよね。

この場合、当然ですが、

 「その自治体の写真が最も参考になる」

のです。

一個人が、地域のグルメ情報などを撮影した内容よりも、間違いなくそのような内容が「値千金」なのです。

非常事態を想定して書く

ここまで来ると、何となくご理解いただけたのではないでしょうか?

即ち、

 「非常事態を想定した書く」

例えばグルメブログというのは災害発生時、食事をしていることを想定して書く人はいません。当たり前ですよね。

当然ですが平常時。電気やガスはもちろん、交通機関等も平常に動いていることが「大前提」です。

一方、自治体ブログはといいますと…

 「全く逆」

即ち、

「平常に動いているものが動かなくなってしまった」

そのような状態で、多くの人が非常に動揺している。そのような状態を想定して書くべきなんです。

 

むろん、実際に書く時点では平常の状態です。しかし、

「基本的には非常事態を想定して書く」

これが自治体ブログに求められる「基本姿勢」といっても過言ではありません。

 

当然ですがこのようなブログは平常時に読まれるものではありません。読むとしたら、同じく「非常時の備えに興味がある」人でしょう。

当然ですが、そのような方は少数派です。

「毎日、災害発生が気になってしょうがない」
 「防災オタクなので毎日チェックしている」

そのような人の方が少数派です。なのでブログのアクセスが少なくても一向に構わない。

 

それよりも、

 「実際に「有事」が発生した時、役立つ内容かどうか?」

そのブログに書いてある内容を参考にした場合、どれほど役に立つかが重要。

言い換えますと、

 「非常時「だけ」アクセスが集まるブログであればよい」

のです。

 

変な言い方かもしれませんが、普段は読まれない。しかし非常時に「あってよかった」と読まれるブログ。それが、

「自治体ブログの勲章」

といってもよいのかもしれません。

「緊急時に見てもらう」ために何をすべきか?

とはいえ、

「緊急時に見てください」

といって、緊急時にだけ見てくれる、というわけにもいきません。

やはりなるべく見てもらう機会を増やすに越したことはありません。

 

毎日楽しんで見てもらう必要はありません。しかし、

「緊急時にはぜひ見てほしい」

そのような準備といいますか、「啓蒙活動」はぜひ、やるべきです。

 

参考になるのが自衛隊の広報動画でしょうか。

東日本大震災時、自衛隊の救援活動というものが大いにクローズアップされました。

 

その中でも一際目を惹いたのが、

「即時に橋を作る」

橋が壊れたことで寸断された道路を渡る。それによって速やかに救援活動を行う。

もし仮に「橋が壊れたらどうしようもない」といった情報が独り歩きしたらどうでしょうか?当然ですが無理矢理橋を渡ろうとする人が出てきてもおかしくない。非常に危険ですよね。

しかし「橋が壊れても簡易な補修作業で救援活動はスムースに行われる」という情報が周知徹底されている場合、どうでしょうか?そういったパニックは起こる可能性はまず、ないですよね。

これが「自治体ブログ」に必要な情報です。

なぜブログが必要なのか?

 「わざわざブログを書く必要はない」
 「サイトに掲載しているから大丈夫」

そのように考えられる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、それでもなお、ブログを書く必要があるのは、

 「繰り返し、継続して伝える必要があるから」

です。

これまでの常識が通用しない「ゲリラ豪雨」が発生するかもしれません。そうなると、従来の避難命令では対応できないかもしれない。

あるいは、昨日道を歩いていたら発見した新たに内容をホームページにアップしようとした場合があるとします。

それを委託しているweb担当者に対して連絡を取る。そして打ち合わせ。実際にアップするまでにどれくらい時間がかかるでしょうか?

ブログであればそういった「タイムラグ」は問題となりません。気づいた内容をアップしていくだけです。

営利目的で書けない内容を書く

このような問題は、基本的に「私人」即ち「営利目的でブログを書いている人」にとっては、なかなか書けない内容です。

 「いつ起こるとも知れない災害のために」
 「誰が読むともしれない情報を淡々と」

書けるでしょうか?書けないですよね。

しかし自治体ブログとして、自治体の方が書くとなると話は別です。

 「それでも書くべき」

です。

大規模な災害が発生した場合、多くの方が最も信頼性の高い情報として注目するのは公共放送であるNHKです。何故かというと、

「公共放送だから」

です。

民放には視聴率が求められます。そのために、しばしば「過剰」ともいえる報道合戦が行われます。

しかしNHKの場合、そのような視聴率は(基本的には)不要ですので、

「余計な演出もなく、事実だけを報道する」

そこに視聴者は「信頼を寄せている」わけです。

 

「公共機関だからこそ担って欲しい役割がある」

ブログでも同様なんです。

親しみやすさ、分かり易さを以て伝えることは確かに重要です。

しかし公共機関は必ずしもそれだけではない。営利目的のブログと同じ目線だけで伝えてはいけないものがあります。

 

「営利目的では伝えられないことを伝えなければいけない」

それが公共機関、即ち「自治体ブログ」に課せられた使命であり、義務です。

 

もし仮に、民間人が書いたとすれば、

「内容はいいけれども面白みがない」
 「アクセス数が少ないならやめた方がいい」
 「でもなんか、もったいないですよね」

おそらくそう言われてしまうかもしれません。

そう、そのような、

「もったいない」

そういうブログを書くべきなんです。

 

極端に言ってしまえば、

「緊急時「だけ」読まれるようなブログ」

それは裏を返せば、

 「緊急事態を経験しない人にしてみれば、一生縁のないブログ」
 「緊急事態を経験しない人にしてみれば、「税金の無駄遣い」と批判したくなるようなブログ」

それで全く問題ないのです。というより、

「その方がずっとよい」

のです。

 

 「アクセス数が少ないことはよいこと」

そんなブログを書いて欲しい。

そして、普段アクセス数が少なくても、多くの人がそのブログを、

「信頼している」

そんな、

「声なき声のブログ」

を作っていただきたい。そんなブログの作成をぜひ、お手伝いできればと思っています。

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